.. highlight:: none [observer] セクション ------------------------------- 計算する物理量を指定します. 以下のようなファイルフォーマットをしています. :: [observer] [observer.similarity] reference_structure = './MgAl2O4.vasp' ignored_species = ["O"] [[observer.solver]] name = "magnetization" type = 'aenet' path= '~/opt/aenet/bin/predict.x_serial' base_input_dir = './baseinput_mag' perturb = 0.0 run_scheme = 'subprocess' ignore_species = ["O"] 入力形式 ^^^^^^^^^^^^ ``keyword = value`` の形式でキーワードとその値を指定します. また, #をつけることでコメントを入力することができます(それ以降の文字は無視されます). キーワード ^^^^^^^^^^ - ``[[observer.solver]]`` 物理量を計算するためのオプションを指定します. 本セクションは複数指定することができます. ``name`` を除き, ``sampling.solver`` セクションと同様の形式で指定します. なお、 ``name = "energy"`` という物理量については、 ``sampling.solver`` セクションで指定したものが自動的に適用されます. - ``name`` **形式 :** str型 **説明 :** 物理量の名前を指定します. 計算終了後、温度ごとの期待値として, ``.dat`` というファイルが出力されます. - ``[observer.similarity]`` 原子配置の「類似度(similarity)」を計算するためのオプションを指定します. 類似度は元素種ごとに、参照状態と同じ場所にある原子の割合として計算されます. 計算終了後、温度ごとの期待値として ``similarity_X.dat`` というファイルが出力されます (``X`` は元素記号). 本サブセクションが指定されていない場合は、類似度は計算されません. - ``reference_structure`` **形式 :** str型 **説明 :** 参照状態の構造ファイルを指定します. - ``ignored_species`` **形式 :** list型 **説明 :** 類似度を計算する際に無視する原子種を指定します. 例えば, 酸素を固定した計算の場合には、このキーワードに ``["O"]`` を指定します.