6.1. DSQSS/PMWAの入力ファイル

DSQSS/DLAとDSQSS/PMWAの入力ファイルでは, 共通するパラメータが多く存在します. ここではDSQSS/DLAと使用方法が異なる, もしくは新規に追加されたパラメータについて記載します.

  • 計算条件のパラメータ

Parameter

type

default

備考

RUNTYPE

int

計算モード(0: 通常計算,1: リスタート計算)

CB

int

0

初期配置 (0: Vacuum,1: Checker-Board,2: Random)

NSET

int

10

モンテカルロ計算の繰り返し数

NMCS

int

1000

測定する際のモンテカルロステップ (Number of Monte Carlo Steps)

NPRE

int

1000

ハイパーパラメータ決定のためのモンテカルロステップ数 (Number of Pre-calculation)

NTHERM

int

1000

空回しモンテカルロステップ数 (Number of Monte Carlo Steps for Thermalization)

NDECOR

int

1000

測定間の間隔数 (Decorrelation)

SEED

int

13

0以上の場合は実際に使用するシード,負の場合は乱数でシードを与える.

NVERMAX

int

100000000

バーテックスの最大数,-1の場合は上限なし.

NWORMAX

int

1000

ワームの最大数,-1の場合は上限なし.

SFINPFILE

str

入力された場合,本ファイルで指定されたStructure Factorsを計算する.

SFOUTFILE

str

sf.out

入力された場合,Structure Factorsを指定したファイルに出力する.

Step_x

int

1

相関関数を計算する場合の空間幅を与える.

Step_k

int

1

波数表示の相関関数を計算する場合の波数空間幅を与える.

CFOUTFILE

str

cf.out

入力された場合,相関関数を指定したファイルに出力する.

  • 模型関連のパラメータ

Parameter

type

備考

beta

double

逆温度.

t

double

ボソン系では \(t\) を, スピン系では \(J_{xy}\) を表す.

U

double

ボソン系で \(U\) を表す. スピン系では使用されない.

V

double

ボソン系で \(V\) を, スピン系では \(J_{z}\) を表す.

MU

double

ボソン系では \(\mu\) を, スピン系では \(H\) を表す.

G

double

ボソン系では \(\Gamma\) を, スピン系では \(\Gamma/2\) を表す.

NMAX

-

1に固定

  • 格子関連のパラメータ

入力ファイル例を以下に示します.

RUNTYPE = 0
NSET  = 10
NMCS  = 1000
NPRE = 1000
NTHERM = 1000
NDECOR = 1000
SEED  = 31415
NC    = 0
NVERMAX = 10000000
NWORMAX = 1000
algfile   = algorithm.xml
latfile   = lattice.xml
outfile   = sample.log
CB      = 2
G       = 0.3
U       = 0
V       = 3
t       = 1
MU      = 2
NMAX    = 1