1. 基本的な使用方法¶
必要なライブラリ・環境
H-waveを利用するには、以下のプログラムとライブラリが必要です。
python 3.x
numpy モジュール
scipy モジュール
requests モジュール
tomli モジュール
なお、H-waveのUHFkとRPAモードでは numpy.fft をFFT計算に利用しています。
Official Page
ダウンロード方法
gitを利用できる場合は、以下のコマンドでH-waveをダウンロードすることができます。
$ git clone https://github.com/issp-center-dev/H-wave.git
インストール方法
PyPI から
H-wave は PyPI ソフトウェアリポジトリに登録されています。以下のコマンドで H-wave を インストールできます。
$ pip install hwave
ソースパッケージから
H-wave のソースパッケージは配布サイトから取得できます。
https://github.com/issp-center-dev/H-wave/releases
また、git を用いて最新版を開発サイトからダウンロードできます。
$ git clone https://github.com/issp-center-dev/H-wave.git
H-waveをダウンロード後、以下のコマンドを実行してインストールします。 H-waveが利用するライブラリも必要に応じてインストールされます。
$ cd ./H-wave $ pip install .
ディレクトリ構成
. |-- LICENSE |-- README.md |-- pyproject.toml |-- docs/ | |-- en/ | |-- ja/ | |-- tutorial/ | |-- src/ | |-- qlms.py | |-- hwave/ | |-- __init__.py | |-- qlms.py | |-- qlmsio/ | | |-- __init__.py | | |-- read_input.py | | |-- read_input_k.py | | |-- wan90.py | |-- solver/ | |-- __init__.py | |-- base.py | |-- uhfr.py | |-- uhfk.py | |-- rpa.py | |-- perf.py |-- tests/
基本的な使用方法
入力ファイルの作成
最初にH-wave用の入力ファイルを作成します。計算条件や入出力ファイル・ディレクトリなどの指定と、Hamiltonianの定義ファイルなどを作成する必要があります。 後者は、StdFaceライブラリ の利用が便利です。 各ファイルの簡単な紹介はチュートリアルの章に記載されています。 詳細についてはファイルフォーマットの章を参照してください。
コマンドの実行
入力ファイルのあるディレクトリで、以下のコマンドを実行することで、計算が行われます。
$ hwave input.toml
または、
$ python3 path_to_H-wave/qlms.py input.toml
計算終了後、計算結果が出力ディレクトリに出力されます。 出力ファイルの詳細については、ファイルフォーマットの章を参照してください。