4. コマンドリファレンス

4.1. moller

網羅計算のためのバッチジョブスクリプトを生成する

書式:

moller [-o job_script] input_yaml

説明:

input_yaml に指定した構成定義ファイルを読み込み、バッチジョブスクリプトを生成します。 以下のオプションを受け付けます。

  • -o, --output job_script

    出力先のファイル名を指定します。構成定義ファイル内の output_file パラメータより優先されます。ファイル名の指定がない場合は標準出力に書き出されます。

  • -h

    ヘルプを表示します。

4.2. moller_status

網羅計算ジョブの実行状況をレポートする

書式:

moller_status [-h] [--text|--csv|--html] [--ok|--failed|--skipped|--collapsed|--yet] [-o output_file] input_yaml [list_file]

説明:

mollerで生成したジョブスクリプトを実行した際に、ジョブごとの各タスクが完了したかどうかを集計してレポートを作成します。input_yaml に指定した構成定義ファイルからタスクの内容を読み込みます。ジョブのリストは list_file に指定したファイルから取得します。list_file が指定されていないときは、実行時ログファイルから収集します。 出力形式をオプションで指定できます。デフォルトはテキスト形式です。出力先を -o または --output オプションで指定します。指定がない場合は標準出力に書き出されます。

  • 出力モード

    出力形式を指定します。以下のいずれかを指定できます。複数同時に指定した場合はエラーになります。デフォルトはテキスト形式です。

    • --text テキスト形式で出力します。

    • --csv CSV (カンマ区切りテキスト) 形式で出力します。

    • --html HTML形式で出力します。

  • input_yaml

    mollerの構成定義ファイルを指定します。

  • list_file

    ジョブのリストを格納したファイルを指定します。指定がない場合は、バッチジョブから出力されるログファイル stat_{task}.dat から収集します。

  • -o, --output output_file

    出力先のファイル名を指定します。指定がない場合は標準出力に書き出されます。

  • フィルタ

    出力内容を指定します。以下のいずれかを指定できます。指定がない場合は全てのジョブの情報が出力されます。

    • --ok 全てのタスクが完了したジョブのみを表示します。

    • --failed エラー、スキップまたは未実行のタスクがあるジョブを表示します。

    • --skipped 実行をスキップしたタスクがあるジョブを表示します。

    • --yet 未実行のタスクがあるジョブを表示します。

    • --collapsed エラー終了したタスクがあるジョブを表示します。

    • --all 全てのジョブを表示します。(デフォルト)

  • -h

    ヘルプを表示します。

ファイル:

mollerで生成したジョブスクリプトを用いてプログラムを並列実行すると、実行状況がログファイル stat_{task}.dat に出力されます。moller_status はこのファイルを集計し、読みやすい形式に整形します。