1.1. 概要¶
TeNeS
はテンソルネットワーク法に基づく多体量子状態計算のためのオープンソースのプログラムパッケージです。本バージョンでは、格子上で定義された量子スピン模型の基底状態の波動関数を評価することができ、磁化や相関関数などの物理量を評価できます。あらかじめ定義された模型・格子に対しては、ユーザーが簡単に入力ファイルを作成するためのツールがあり、気軽に体験することができます。バージョン1.0では、ユーザーが簡単な入力ファイルから模型・格子を自分で定義できるツールの作成と、ボソン系への拡張も行う予定です。これにより、様々な二次元量子スピン、ボソン系を取り扱うことができるようになる予定です。
1.2. 開発者¶
TeNeS
は以下のメンバーで開発しています。
ver 0.1
大久保 毅 (東京大学大学院 理学系研究科)
森田 悟史 (東京大学 物性研究所)
本山 裕一 (東京大学 物性研究所)
吉見 一慶 (東京大学 物性研究所)
加藤 岳生 (東京大学 物性研究所)
川島 直輝 (東京大学 物性研究所)
1.3. バージョン履歴¶
ver. 0.1: 2019/12/04 にリリース。
1.4. ライセンス¶
本ソフトウェアのプログラムパッケージおよびソースコード一式はGNU General Public License version 3(GPL v3)に準じて配布されています。
1.5. コピーライト¶
© 2019- The University of Tokyo. All rights reserved.
本ソフトウェアの一部は2019年度 東京大学物性研究所 ソフトウェア高度化プロジェクトの支援を受け開発されており、その著作権は東京大学が所持しています。