5.2. [solver] セクション

ソルバーの種類 (VASP, QE, ...)、ソルバーへのパス、不変な入力ファイルのあるディレクトリなど(第一原理計算)ソルバーのパラメータを指定します. 以下のようなファイルフォーマットをしています.

[solver]
type = 'vasp'
path = './vasp'
base_input_dir = './baseinput'
perturb = 0.1

5.2.1. 入力形式

keyword = value の形式でキーワードとその値を指定します. また, #をつけることでコメントを入力することができます(それ以降の文字は無視されます).

5.2.2. キーワード

  • type

形式 : str型

説明 : ソルバーの種類(OpenMX, QE, VASP )を指定します.

  • path

形式 : str型

説明 : ソルバーへのパスを指定します.

  • base_input_dir

形式 : str型

説明 : ベースとなる入力ファイルへのパスを指定します.

  • perturb

形式 : float型

説明 : 対称性が良い構造を入力にしてしまうと、構造最適化が鞍点で止まってしまいがちである。これを避けるため、各原子をこのパラメータに比例するようにランダムに変位させたものを初期構造とする。0.0あるいはfalseに設定することも可能. デフォルト値 = 0.0.