チュートリアル¶
このチュートリアルでは, 正方格子ハバードモデル(8サイト)を例にとり説明する.
HPhi/vmc.out の実行¶
\({\mathcal H}\Phi\) の場合
基底状態および相関関数の計算を行う. 入力ファイルは次の通り.
a0w = 2 a0l = 2 a1w = -2 a1l = 2 model="Hubbard" method="CG" lattice="square" t=1.0 U=8.0 ncond = 8 2Sz=0
$ HPhi -s input
mVMC の場合
まず変分波動関数の最適化を行う. 入力ファイルは次の通り.
a0w = 2 a0l = 2 a1w = -2 a1l = 2 model="Hubbard" lattice="square" t=1.0 U=8.0 ncond = 8 2Sz=0
$ vmc.out -s input
相関関数を計算するために, 入力ファイルに以下の行を付け加える.
NVMCCalMode = 1
相関関数を計算する.
$ vmc.out -s input output/zqp_opt.dat
これにより, カレントディレクトリの output/
以下に
1体および2体の相関関数が出力される.
関連するファイル
StdFace.def (mVMC/\({\mathcal H}\Phi\) のマニュアル参照)
zqp_opt.dat (mVMCのマニュアル参照)
greenone.def (計算する相関関数のインデックスの指定)
greentwo.def (計算する相関関数のインデックスの指定)
相関関数のフーリエ変換¶
ユーティリティプログラム greenr2k
を使って,
相関関数をフーリエ変関する.
$ echo "4 20
G 0 0 0
X 0.5 0 0
M 0.5 0.5 0
G 0 0 0
16 16 1" >> geometry.dat
$ greenr2k namelist.def geometry.dat
これにより, カレントディレクトリの output/
以下に
フーリエ変換された相関関数が出力される.
関連するファイル
output/zvo_cisajs_001.dat (サイト表示の1体および2体相関関数の計算結果)
output/zvo_cisajs.dat (サイト表示の1体および2体相関関数の計算結果)
output/zvo_cisajscktalt_001.dat (サイト表示の1体および2体相関関数の計算結果)
output/zvo_cisajscktalt.dat (サイト表示の1体および2体相関関数の計算結果)
geometry.dat (サイトの位置と軌道のインデックス, k 点)
output/zvo_corr*.dat (k パス上での相関関数)
相関関数のプロット¶
gnuplotを使って, 相関関数を \(k\) 空間でプロットする.
load "kpath.gp"
plot "output/zvo_corr_eigen0.dat" u 1:12 w l
関連するファイル
kpath.gp (gnuplot スクリプト)
output/zvo_corr*.dat (k パス上での相関関数)