SingleExcitationBra指定ファイル¶
非対角動的グリーン関数
を計算するためのブラ側一体励起演算子\(B=c_{i\sigma_1}(c_{i\sigma_1}^{\dagger})\)を定義します。 ケット側演算子\(A\)はSingleExcitation指定ファイルで定義します。 本ファイルを省略した場合は、通常の対角グリーン関数(\(B=A\))が計算されます。
ファイルフォーマットおよびパラメータはSingleExcitation指定ファイルと同一で、
演算子数のキーワードのみ NSingleExcitationBra です。以下にファイル例を記載します。
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NSingleExcitationBra 1
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====== Single Excitation Bra ===
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0 0 0 1.0 0.0
使用ルール¶
ヘッダの省略はできません。フォーマット・パラメータはSingleExcitationと同一です。
本ファイルに記載する演算子は\(B\)であり\(B^{\dagger}\)ではありません (計算される量は\(\langle\phi|B^{\dagger}(z-H)^{-1}A|\phi\rangle\)です)。
非対角グリーン関数はシフト型 BiCG 法(
method="CG")かつCalcSpec="Normal"のときのみ利用可能です (ブラ演算子を指定した場合、リスタート・保存系のスペクトルモードは利用できません)。ケット(SingleExcitation)とブラの演算子は、\(|\phi\rangle\)を 同一の励起ヒルベルト空間へ写す必要があり、1 つのファイル内の全演算子も同一のセクター変化をもつ必要があります (これを満たさない場合はプログラムが終了します)。「同一セクター」の意味は模型によって異なります。
Hubbard 模型(カノニカル):粒子数および\(S_z\)の変化が同じであること。
HubbardGC 模型(グランドカノニカル):一体励起はセクター変化を伴わず、全 Fock 空間が 1 つのヒルベルト空間となるため、ケットとブラは(どちらのスピンでも)常に同一空間を共有します。
HubbardNConserved 模型(\(S_z\)自由):粒子数の変化のみが同じであればよく、\(S_z\)の変化は異なってもよい。
対応モデル:Hubbard 模型、HubbardGC 模型(グランドカノニカル)、および HubbardNConserved 模型(カノニカル、電子数固定で\(S_z\)は自由)。 (一体励起はスピン系では定義されず、その他の模型は非対角グリーン関数に未対応のため、 これらの場合はプログラムが終了します。)
HubbardNConserved 模型は Hubbard 模型(
CalcModel=0)においてModParaファイルで2Szを指定せずNcond(電子数)のみを与えることで選択されます。このとき\(S_z\)は自由となるため、 スピン交差(2Sz 非保存)の非対角ルート(例えばスピン軌道結合をもつ不純物に用いる)が有効になります。励起ヒルベルト空間は電子数のみで決まり、 ケットとブラは粒子数の変化が同じであればよく、スピン交差の\(G_{BA}\)を 1 回の求解で得られます。ModParaファイルで
SpectrumNumBra\(>1\)を 指定した場合、追加の bra 演算子セット1...\((B-1)\)は実行 ディレクトリのsingle_ex_bra_1.def...single_ex_bra_\((B-1)\).defから 本ファイルと同じ形式で読み込まれます(bra セット0は namelist で指定する 本SingleExcitationBraファイルです)。