2. インストール

2.1. 必要なライブラリ

DSQSSの使用には以下のプログラム・ライブラリが必要です.

  • BLAS
  • LAPACK
  • (Optional) MPI (PMWAを使用する場合には必須)
  • python 2.7 or 3.x

2.2. ダウンロード

  • zipファイルをダウンロードする場合

    DSQSSの最新版は https://github.com/issp-center-dev/dsqss/releases からダウンロードできます.

  • gitを利用する場合

    Gitを利用されている方は, 端末から以下のコマンドを打つことで直接ダウンロードできます.

    $ git clone https://github.com/issp-center-dev/dsqss.git

2.3. フォルダ構成

DSQSSのダウンロード後にzipファイルを解凍すると, ファイルが展開されます(gitを利用された方は, cloneを行ったファイル直下のフォルダ構成になります). 以下, 重要なファイル・フォルダについてその構成を記載します.

├── CMakeLists.txt
├── LICENSE
├── README.md
├── config
│   ├── gcc.cmake
│   └── intel.cmake
├── doc
│   ├── en
│   └── jp
├── sample
│   ├── CMakeLists.txt
│   ├── dla
│   └── pmwa
├── src
│   ├── common
│   ├── dla
│   ├── pmwa
│   └── third-party
│       └── boost
├── test
│   ├── CMakeLists.txt
│   ├── dla
│   ├── pmwa
│   └── tool
└── tool
     ├── CMakeLists.txt
     └── dsqss_pre.py

2.4. インストール

インストールは以下の手順で行うことが出来ます. 以下, ダウンロードしたファイルの直下にいることを想定しています.

$ mkdir dsqss.build && cd dsqss.build
$ cmake ../ -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/path/to/install/to
$ make

/path/to/install/to をインストールしたい先のパスに設定してください. 指定しなかった場合のデフォルト値は /usr/local です. なお, cmakeがうまくいかない場合にも, コンパイラを直接指定するとうまくいくことがあります. 詳細については https://github.com/issp-center-dev/HPhi/wiki/FAQ をご覧ください.

これにより各実行ファイルが dsqss.build/src フォルダ以下に作成されます. 次に作成された実行ファイルが正常に動作するかテストするため, 以下のコマンドを打ちます.

$ make test

テストが100%通過したことが確認できた後, 以下のコマンドを入力しインストールします.

$ make install

実行バイナリが先に指定したインストールパスにある bin ディレクトリに, サンプルが share/dsqss/VERSION/samples にインストールされます. なお, インストール先のパスを変更した場合には, 変更先のパスをexportすることでその場で実行できるようになります.