7.1. DSQSS/PMWAの入力ファイル

DSQSS/DLAとDSQSS/PMWAの入力ファイルでは, 共通するパラメータが多く存在します. ここではDSQSS/DLAと使用方法が異なる, もしくは新規に追加されたパラメータについて記載します.

  • 計算条件のパラメータ
Parameter type default 備考
RUNTYPE int   計算モード(0: 通常計算,1: リスタート計算)
CB int 0 初期配置 (0: Vacuum,1: Checker-Board,2: Random)
NSET int 10 モンテカルロ計算の繰り返し数
NMCS int 1000 測定する際のモンテカルロステップ (Number of Monte Carlo Steps)
NPRE int 1000 ハイパーパラメータ決定のためのモンテカルロステップ数 (Number of Pre-calculation)
NTHERM int 1000 空回しモンテカルロステップ数 (Number of Monte Carlo Steps for Thermalization)
NDECOR int 1000 測定間の間隔数 (Decorrelation)
SEED int 13 0以上の場合は実際に使用するシード,負の場合は乱数でシードを与える.
NVERMAX int 100000000 バーテックスの最大数,-1の場合は上限なし.
NWORMAX int 1000 ワームの最大数,-1の場合は上限なし.
SFINPFILE str   入力された場合,本ファイルで指定されたStructure Factorsを計算する.
SFOUTFILE str sf.out 入力された場合,Structure Factorsを指定したファイルに出力する.
Step_x int 1 相関関数を計算する場合の空間幅を与える.
Step_k int 1 波数表示の相関関数を計算する場合の波数空間幅を与える.
CFOUTFILE str cf.out 入力された場合,相関関数を指定したファイルに出力する.
  • 模型関連のパラメータ
Parameter type 備考
beta double 逆温度.
t double ボソン系では \(t\) を, スピン系では \(J_{xy}\) を表す.
U double ボソン系で \(U\) を表す. スピン系では使用されない.
V double ボソン系で \(V\) を, スピン系では \(J_{z}\) を表す.
MU double ボソン系では \(\mu\) を, スピン系では \(H\) を表す.
G double ボソン系では \(\Gamma\) を, スピン系では \(\Gamma/2\) を表す.
NMAX - 1に固定

入力ファイル例を以下に示します.

RUNTYPE = 0
NSET  = 10
NMCS  = 1000
NPRE = 1000
NTHERM = 1000
NDECOR = 1000
SEED  = 31415
NC    = 0
NVERMAX = 10000000
NWORMAX = 1000
algfile   = algorithm.xml
latfile   = lattice.xml
outfile   = sample.log
CB      = 2
G       = 0.3
U       = 0
V       = 3
t       = 1
MU      = 2
NMAX    = 1