Ising指定ファイル

Ising相互作用をハミルトニアンに付け加えます (\(S=1/2\)の系でのみ使用可能)。 電子系の場合には

(2.10)\[\mathcal{H}+=\sum_{i,j}J_{ij}^{z} (n_{i\uparrow}-n_{i\downarrow})(n_{j\uparrow}-n_{j\downarrow} )\]

が付け加えられ、スピン系の場合には

(2.11)\[\mathcal{H}+=\sum_{i,j}J_{ij}^{z} S_ {i}^{z}S_{j}^z\]

が付け加えられます。 以下にファイル例を記載します。

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NIsing 6
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========Ising ======
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   0     1  0.50000
   1     2  0.50000
   2     3  0.50000
   3     4  0.50000
   4     5  0.50000
   5     0  0.50000

ファイル形式

以下のように行数に応じ異なる形式をとります。

  • 1行: ヘッダ(何が書かれても問題ありません)。

  • 2行: [nising] [count]

  • 3-5行: ヘッダ(何が書かれても問題ありません)。

  • 6行以降: [i] [j] [val]

パラメータ

  • [nising]

    形式 : string型 (空白不可)

    説明 : Ising相互作用の総数のキーワード名を指定します(任意)。

  • [count]

    形式 : int型 (空白不可)

    説明 : Ising相互作用の総数を指定します。

  • [i], [j]

    形式 : int型 (空白不可)

    説明 : サイト番号を指定する整数。0以上Nsite未満で指定します。

  • [val]

    形式 : double型 (空白不可)

    説明 : \(J_{ij}^{\rm z}\)を指定します。

使用ルール

本ファイルを使用するにあたってのルールは以下の通りです。

  • 行数固定で読み込みを行う為、ヘッダの省略はできません。

  • 成分が重複して指定された場合にはエラー終了します。

  • [count]と定義されているIsing相互作用の総数が異なる場合はエラー終了します。

  • [i], [j]を指定する際、範囲外の整数を指定した場合はエラー終了します。